四竜帝の大陸【青の大陸編】
「ハク……ハクちゃん、うう。デジカメ~!」
「? でじかめ……とは何だ? しかも<ちゃん>とは何だ。女・子供じゃないぞ」
あ。
まずい。
思わず言ってしまった。
だって、かわゆいから~。
ご、誤魔化さねば!
「わ、私の国では親しい相手に愛情を込めて使うの。あ、愛情表現よ。うん!」
「ならば我も、りこちゃんと呼ぶべきなのか?」
「ううん。必要ないよ。りこちゃんはにこちゃんみたいで好きじゃないの。だからりこって呼んでくれたら嬉しい」
小学生の時にニコチャンマークってからかわれたのが、辛かったんだよね。
今、考えてみるとたいしたことじゃないんだけど。
当時は泣いたな……くすん。
「わかった。りこだな。で、これからどうする?」
「え? どうするって? もう夜だから寝ようよ。明日はハクちゃんの力を借りて、今日会った人達にいろいろ質問したいし」
さすがに、疲れました。
ハクちゃんという味方ができたからか……張ってた気がふにゃふにゃだ。
私はふらふらと東屋に戻り、スリッパを脱いで毛布に潜り込んだ。
「おい、りこ! こんな場所で寝るな……りこ、りこ!」
うう……だめ。
意識朦朧って、このことだ。
すべては、朝になったら考えて……。
とにかく、寝よう。
「おやす……み、ハクちゃん」
「? でじかめ……とは何だ? しかも<ちゃん>とは何だ。女・子供じゃないぞ」
あ。
まずい。
思わず言ってしまった。
だって、かわゆいから~。
ご、誤魔化さねば!
「わ、私の国では親しい相手に愛情を込めて使うの。あ、愛情表現よ。うん!」
「ならば我も、りこちゃんと呼ぶべきなのか?」
「ううん。必要ないよ。りこちゃんはにこちゃんみたいで好きじゃないの。だからりこって呼んでくれたら嬉しい」
小学生の時にニコチャンマークってからかわれたのが、辛かったんだよね。
今、考えてみるとたいしたことじゃないんだけど。
当時は泣いたな……くすん。
「わかった。りこだな。で、これからどうする?」
「え? どうするって? もう夜だから寝ようよ。明日はハクちゃんの力を借りて、今日会った人達にいろいろ質問したいし」
さすがに、疲れました。
ハクちゃんという味方ができたからか……張ってた気がふにゃふにゃだ。
私はふらふらと東屋に戻り、スリッパを脱いで毛布に潜り込んだ。
「おい、りこ! こんな場所で寝るな……りこ、りこ!」
うう……だめ。
意識朦朧って、このことだ。
すべては、朝になったら考えて……。
とにかく、寝よう。
「おやす……み、ハクちゃん」