四竜帝の大陸【青の大陸編】
ベッドの上で。
人型のハクちゃんに、裸のハクちゃんと……。
「……あ」
乱れた服、捲くられた裾。
露出した肌、触れ合う皮膚。
「りこ? どうしたのだ? カイユが気になるのか?」
うわぁああ~っ!?
これはいわゆる「もういつでも来て!」って感じ!?
なんで、いつの間にこの体勢に持っていったの~!!
「出て行け、カイユ。我は昼間の失態を挽回す……ぐがあっ!?」
私はハクちゃんのお腹に、両足をそろえてキックを入れた。
もちろん手加減なしです!
敵(?)がひるんだ隙にベッドからダッシュで逃走し、カイユさんの腕の中に避難した。
「トリィ様! お怪我はありませんか?」
カイユさんが乱れた服を手早く整えてくれた。
うううぅ……は、恥ずかし~い!
「り、りこ! 今度こそ、我は必ずりこに最高の悦楽を与えてみせよう! 誓う! だから、もどって来い。な? さあ、こっちに……」
ハクちゃんの金の眼が細められ。
冷たい美貌に、艶やかな笑み。
男の人なのに。
とんでもなく、色っぽい。
その顔を直視した私の全身に震えが走った。
本能が危険を叫び、脳内にサイレンが鳴り響く。
危険。
近寄るべからず!
速やかに退避せよ!!
「りこ。さあ、我の愛しい妻よ」
白く長い指が私を手招く……あの手が、指が。
私を……。
「……あっ」
私の身体は、さっきまで与えらていた甘い刺激を鮮明に思い出し、あの腕の中に帰りたいと主張した。
身体の底からじわりと滲む欲望が、全身に切ないすすり泣きとなって広がっていく。
「……あ……あぁっ、ハクちゃ……ハク」
自分が、ひどく淫らな女に思えた。
「ハク、私…わ、わたし……」
「りこ……」
こんな私を、ハクには知られたくない。
私、どうなっちゃったの!?
人型のハクちゃんに、裸のハクちゃんと……。
「……あ」
乱れた服、捲くられた裾。
露出した肌、触れ合う皮膚。
「りこ? どうしたのだ? カイユが気になるのか?」
うわぁああ~っ!?
これはいわゆる「もういつでも来て!」って感じ!?
なんで、いつの間にこの体勢に持っていったの~!!
「出て行け、カイユ。我は昼間の失態を挽回す……ぐがあっ!?」
私はハクちゃんのお腹に、両足をそろえてキックを入れた。
もちろん手加減なしです!
敵(?)がひるんだ隙にベッドからダッシュで逃走し、カイユさんの腕の中に避難した。
「トリィ様! お怪我はありませんか?」
カイユさんが乱れた服を手早く整えてくれた。
うううぅ……は、恥ずかし~い!
「り、りこ! 今度こそ、我は必ずりこに最高の悦楽を与えてみせよう! 誓う! だから、もどって来い。な? さあ、こっちに……」
ハクちゃんの金の眼が細められ。
冷たい美貌に、艶やかな笑み。
男の人なのに。
とんでもなく、色っぽい。
その顔を直視した私の全身に震えが走った。
本能が危険を叫び、脳内にサイレンが鳴り響く。
危険。
近寄るべからず!
速やかに退避せよ!!
「りこ。さあ、我の愛しい妻よ」
白く長い指が私を手招く……あの手が、指が。
私を……。
「……あっ」
私の身体は、さっきまで与えらていた甘い刺激を鮮明に思い出し、あの腕の中に帰りたいと主張した。
身体の底からじわりと滲む欲望が、全身に切ないすすり泣きとなって広がっていく。
「……あ……あぁっ、ハクちゃ……ハク」
自分が、ひどく淫らな女に思えた。
「ハク、私…わ、わたし……」
「りこ……」
こんな私を、ハクには知られたくない。
私、どうなっちゃったの!?