四竜帝の大陸【青の大陸編】
「あのでか乳皇女、やけにあっさりひきやがったな。お前はどう思う、バイロイト」
おちびにじじいを届けた後。
俺様は2階に行き、バイロイトに指示を出した。
<監視者>は押収した物品に危険性を感じていないので、好きに処理しろと言っている。
そう、皇女に伝えろと。
バイロイトは自ら市庁舎に出向き皇女に<監視者からの使者>として謁見した。
第2皇女はバイロイトの言葉に……。
「わかりました。あの御方がそう判断されたなら……。ふうん、そうねぇ。これらの品は貴人への贈り物にでも使うことにしますわ」
にっこりと笑って、答えたと報告を受けたらしいが。
俺様としては、腑に落ちない。
じじいに群がっていた女の中でも、でか乳は新顔で。
じじいの怖さを理解していない、頭の悪い女という印象を持っていたからだ。
この大陸でのじじい関連のことは女の事から<監視者>としての行動まで、全て竜帝である俺様が把握……監視していた。
いろんな意味でおっかねぇじじいに近づく女は、なかなかの女傑揃いで。
財力が有り、顔や身体に自信を持ち……知能も高く。
じじいに切られないように、うまく立ち回る。
じじいとの関係をおおっぴらにせず、都合のいい女を演じきる。
内心はどうだろうと。
そんな女達の中で、あいつは異質だった。
数年前に。
あの第2皇女はじじいを追いかけて、俺の城まで押しかけてきた。
今まで、そんな馬鹿は1人も居なかった。
あまりの愚かさに。
かえってその恋心が哀れに思った俺様は、会う気ゼロのじじいを引きずって行き皇女に会わせてやった。
しかし、あの女はっ。
腕を引っ張って、強引にじじいを連れてきた俺を見てこともあろうに……この俺様がじじいの恋人だと勘違いしやがった!!
「………」
あっけにとられる俺に宣戦布告して、皇女は去った。
あれ以来。
人型にはなっていない。
おちびにじじいを届けた後。
俺様は2階に行き、バイロイトに指示を出した。
<監視者>は押収した物品に危険性を感じていないので、好きに処理しろと言っている。
そう、皇女に伝えろと。
バイロイトは自ら市庁舎に出向き皇女に<監視者からの使者>として謁見した。
第2皇女はバイロイトの言葉に……。
「わかりました。あの御方がそう判断されたなら……。ふうん、そうねぇ。これらの品は貴人への贈り物にでも使うことにしますわ」
にっこりと笑って、答えたと報告を受けたらしいが。
俺様としては、腑に落ちない。
じじいに群がっていた女の中でも、でか乳は新顔で。
じじいの怖さを理解していない、頭の悪い女という印象を持っていたからだ。
この大陸でのじじい関連のことは女の事から<監視者>としての行動まで、全て竜帝である俺様が把握……監視していた。
いろんな意味でおっかねぇじじいに近づく女は、なかなかの女傑揃いで。
財力が有り、顔や身体に自信を持ち……知能も高く。
じじいに切られないように、うまく立ち回る。
じじいとの関係をおおっぴらにせず、都合のいい女を演じきる。
内心はどうだろうと。
そんな女達の中で、あいつは異質だった。
数年前に。
あの第2皇女はじじいを追いかけて、俺の城まで押しかけてきた。
今まで、そんな馬鹿は1人も居なかった。
あまりの愚かさに。
かえってその恋心が哀れに思った俺様は、会う気ゼロのじじいを引きずって行き皇女に会わせてやった。
しかし、あの女はっ。
腕を引っ張って、強引にじじいを連れてきた俺を見てこともあろうに……この俺様がじじいの恋人だと勘違いしやがった!!
「………」
あっけにとられる俺に宣戦布告して、皇女は去った。
あれ以来。
人型にはなっていない。