四竜帝の大陸【青の大陸編】
42
カップのお茶がこぼれる事もなく。
「あら? 城に着地したようです。私が様子を見てきますから、少々お待ちくださいませ」
「え? 着いたの?」
晩御飯後のお茶を、カイユさんと楽しんでいた時だった。
外は暗いし雨が酷くてなにも見えないから着地見学はあきらめて、カイユさんとお喋りして過ごしていた。
部屋を出て行ったカイユさんと入れ違いに、ハクちゃんが目の前に現れた。
居間に現れたハクちゃんの第一声は……。
「りこ、ご褒美だ。ご褒美!」
小さな手足をにぎにぎしながら言う白い竜の旦那様はそれはそれは、可愛かった。
可愛くて優しく(……私にはですがっ)、頼りになる旦那様。
「お疲れ様でした、ハクちゃん。ありがとう」
私はハクちゃんを抱きしめた。
ずっと外にいたハクちゃんの冷たい身体を、少しでも暖めてあげたかった。
「りこ。我にご褒美……」
金の眼がきらきらと輝き、私を見上げた。
ご褒美。
そう、ご褒美よ!
「ちょっと待ってて! すぐ持ってくるからね」
「我はご褒美にりこと交……持って?」
ハクちゃんをソファーに降ろし、寝室にダッシュした。
ベットの上に置いてあった目的のモノを掴んで、急いで彼の待つ居間へ戻った。
「喜んでくれるかな~、ハクちゃん」
ハクちゃんの待つ居間に戻った。
「あら? 城に着地したようです。私が様子を見てきますから、少々お待ちくださいませ」
「え? 着いたの?」
晩御飯後のお茶を、カイユさんと楽しんでいた時だった。
外は暗いし雨が酷くてなにも見えないから着地見学はあきらめて、カイユさんとお喋りして過ごしていた。
部屋を出て行ったカイユさんと入れ違いに、ハクちゃんが目の前に現れた。
居間に現れたハクちゃんの第一声は……。
「りこ、ご褒美だ。ご褒美!」
小さな手足をにぎにぎしながら言う白い竜の旦那様はそれはそれは、可愛かった。
可愛くて優しく(……私にはですがっ)、頼りになる旦那様。
「お疲れ様でした、ハクちゃん。ありがとう」
私はハクちゃんを抱きしめた。
ずっと外にいたハクちゃんの冷たい身体を、少しでも暖めてあげたかった。
「りこ。我にご褒美……」
金の眼がきらきらと輝き、私を見上げた。
ご褒美。
そう、ご褒美よ!
「ちょっと待ってて! すぐ持ってくるからね」
「我はご褒美にりこと交……持って?」
ハクちゃんをソファーに降ろし、寝室にダッシュした。
ベットの上に置いてあった目的のモノを掴んで、急いで彼の待つ居間へ戻った。
「喜んでくれるかな~、ハクちゃん」
ハクちゃんの待つ居間に戻った。