四竜帝の大陸【青の大陸編】
ああ、こんなに可愛い旦那様は世界中探したっていない!
まあ、美形はいるかもだけど(ハクちゃん好感度ゼロ美形だし)、可愛さ……かわゆさでは世界一と断言できますっ!

「りこと揃いだな、このぱじゃまは。これが世間で言う‘らぶらぶ’ということか?」

ら、らぶらぶ!?
またダルフェ本情報!?

「う、うん。まあ、そうかな?」

間違っては無いけれど、微妙……。
 


サイドチェストの上にある小さなランプをつけ、天井の照明器具を(ハクちゃんが指をくいってしたら消えた。念動力?)消してもらった。
寝る前にハクちゃんとお喋りしようと考えてたのに、部屋が暗くなると睡魔はすぐにやってきた。
やっぱりいろいろあって、疲れてたのかな?
私の枕に顎をのせて、こちらを見ているハクちゃんは。
眼を細めてて。
微笑んでるんだねって、思った。

「ね、ハクちゃん。明日、夕焼け……見に……んっ」

ああ、駄目。
まぶた、重い。
一緒に寝られるの、久しぶり。
やっと落ち着いて……安心して寝られそう。

「街、ありがと。うれし……おやすみな……さい、ハクちゃん」

パジャマを着たハクちゃんに手を伸ばし。

「おやすみ、我のりこ」
 
差し出された小さな手を握って。
朝までぐっすりと、寝た。


 
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