四竜帝の大陸【青の大陸編】
「ハクちゃんっ!」
女性に、なんてことを!
しかも大怪我してるのに……彼女が竜帝さんなら、ハクちゃんがその怪我の原因でしょう!?
「こ、このクソじじいぃいい!」
美女の真っ青な髪が、さらりと宙を舞い。
真っ白な砂の上に、海のように広がった。
「な、なにしやがる……言われてた通り、2ミテ以上近寄らなかっただろうがっ! じじいっ、どきやがれ!」
指先まで包帯を巻いた腕が、懸命にハクちゃんを押し返そうとしたけど。
体格差のせいか、びくともしない。
ハクちゃんの長い髪が、竜帝さんの身体を包み。
海のような青い髪と絡まり、混じり。
ハクちゃんの真珠色がより鮮やかに、輝く。
白い世界の中で、幻想的な美しさ。
睨み合う……見詰め合う美男美女。
なんか映画のワンシーンみたい。
はっきり言って、似合ってる。
違和感無いです。
体格的にも、丁度いいし。
ビジュアル的にも、完璧ですし。
なんか、こう。
私がお邪魔虫?
「ランズゲルグよ。……二度とそのような破廉恥極まりない考えが出来ぬように、女を抱けぬ身体にしてやろうではないか」
ハクちゃんの髪がやたら長くてよかったな~、後姿もなんとか髪の毛でカバー出来て。
な~んて、のんきに思ってる私の脳味噌は。
立て続けに起こる事態を処理しきれず。
美しすぎる2人を、ぼけーっと見ることしか出来ない。
「ひぃいいいいー! やめ、やめろ、じじい! んなとこ触んな、この鬼畜野郎!」
ハクちゃんの手がガウンの中に……。
きゃああ~っ、そんな際どい場所に手を入れっ!?
「うわっ、やめ……っ! おちびぃ、ヴェルを止めろおぉぉ! ぎゃああああ?! イヤだー! じじい、やめろー!」
「喚くな。舌を噛み切るぞ」
ハクちゃんが、叫ぶ美女の顔に唇を寄せる。
「やめ、じじ……んんっー!」
え?
う、うそ。
キス?
ハクちゃんが、美女な竜帝さんにキスしたぁあああ!!
女性に、なんてことを!
しかも大怪我してるのに……彼女が竜帝さんなら、ハクちゃんがその怪我の原因でしょう!?
「こ、このクソじじいぃいい!」
美女の真っ青な髪が、さらりと宙を舞い。
真っ白な砂の上に、海のように広がった。
「な、なにしやがる……言われてた通り、2ミテ以上近寄らなかっただろうがっ! じじいっ、どきやがれ!」
指先まで包帯を巻いた腕が、懸命にハクちゃんを押し返そうとしたけど。
体格差のせいか、びくともしない。
ハクちゃんの長い髪が、竜帝さんの身体を包み。
海のような青い髪と絡まり、混じり。
ハクちゃんの真珠色がより鮮やかに、輝く。
白い世界の中で、幻想的な美しさ。
睨み合う……見詰め合う美男美女。
なんか映画のワンシーンみたい。
はっきり言って、似合ってる。
違和感無いです。
体格的にも、丁度いいし。
ビジュアル的にも、完璧ですし。
なんか、こう。
私がお邪魔虫?
「ランズゲルグよ。……二度とそのような破廉恥極まりない考えが出来ぬように、女を抱けぬ身体にしてやろうではないか」
ハクちゃんの髪がやたら長くてよかったな~、後姿もなんとか髪の毛でカバー出来て。
な~んて、のんきに思ってる私の脳味噌は。
立て続けに起こる事態を処理しきれず。
美しすぎる2人を、ぼけーっと見ることしか出来ない。
「ひぃいいいいー! やめ、やめろ、じじい! んなとこ触んな、この鬼畜野郎!」
ハクちゃんの手がガウンの中に……。
きゃああ~っ、そんな際どい場所に手を入れっ!?
「うわっ、やめ……っ! おちびぃ、ヴェルを止めろおぉぉ! ぎゃああああ?! イヤだー! じじい、やめろー!」
「喚くな。舌を噛み切るぞ」
ハクちゃんが、叫ぶ美女の顔に唇を寄せる。
「やめ、じじ……んんっー!」
え?
う、うそ。
キス?
ハクちゃんが、美女な竜帝さんにキスしたぁあああ!!