四竜帝の大陸【青の大陸編】
「……カカカカ、カイユッ!?」
「ほい、姫さんもどうぞ」
ダルフェさんが一口サイズにカットしたメロンをガラスのお皿にのせて、私の前に置いてくれた。
ハクちゃんはそのメロンを見て、何故か眼を輝かせる。
「おお! これはココラテではないか。りこ、プリンも良いがココラテもぜひ食べてくれ!」
あの、ダルフェさん、ハクちゃん。
竜帝さんとカイユさんの様子が、なんか変なんだけど気になりませんか?
「う、うん。分かった。ね、竜帝さんとカイユって……」
ほっといて、いいの?
「ん? あの2人は幼馴染で、いっつもああなんだよ。気にすんなって」
ダルフェさんはサンドウィッチを頬張りながら、二カッと笑い。
「りこ、りこ! あ~んだ、あ~ん」
痺れを切らしたハクちゃんは、プリンののったスプーンで私の下唇をつんつんし始め。
「あら、陛下ったら。もう1個、入れてくれ? ココラテは免疫力を高め、さらに疲労回復効果がございますから怪我人の陛下にぴったりですわ。はいはい……何個でも召し上がれっ!」
なんと、2個目を竜帝さんの口に無理やり押し込もうとして……。
「ほぎぇほぎぇーへめろーががっんが!」
竜帝さんは、カイユさんの腕を掴んで必死な顔(あんなに美人さんなのに、お口が……お口があああぁ)で抵抗し。
「………」
これはこれで。
平和な日常なのかな、うん。
「りこぉ! 早くあ~んだ、あ~ん」
「うん、ごめんね。……あ~ん」
ダルフェさんの作ってくれたプリンは、濃厚でなめらか。
とっても、美味しい。
食べると元気が沸いてくるような、優しい味がする。
思わず微笑んでしまう、温かみのある味がした。
「そうか、美味いか。良かったな、りこ」
そんな私を見るハクちゃんの金の眼が、くるりと回った。
「滋養強壮効果のあるものをしっかり食べ、体力をつけ身体を丈夫にし……我と毎日、交尾できるようになろうな?」
「へ?」
滋養強壮って、なっ…………うわっ~!!
「今夜の交尾に備え、たくさん食べてくれ!」
「っ!?」
出た、出ちゃいましたよ!
周囲完全無視のデリカシーゼロ発言がぁぁぁぁあああ!
「ほい、姫さんもどうぞ」
ダルフェさんが一口サイズにカットしたメロンをガラスのお皿にのせて、私の前に置いてくれた。
ハクちゃんはそのメロンを見て、何故か眼を輝かせる。
「おお! これはココラテではないか。りこ、プリンも良いがココラテもぜひ食べてくれ!」
あの、ダルフェさん、ハクちゃん。
竜帝さんとカイユさんの様子が、なんか変なんだけど気になりませんか?
「う、うん。分かった。ね、竜帝さんとカイユって……」
ほっといて、いいの?
「ん? あの2人は幼馴染で、いっつもああなんだよ。気にすんなって」
ダルフェさんはサンドウィッチを頬張りながら、二カッと笑い。
「りこ、りこ! あ~んだ、あ~ん」
痺れを切らしたハクちゃんは、プリンののったスプーンで私の下唇をつんつんし始め。
「あら、陛下ったら。もう1個、入れてくれ? ココラテは免疫力を高め、さらに疲労回復効果がございますから怪我人の陛下にぴったりですわ。はいはい……何個でも召し上がれっ!」
なんと、2個目を竜帝さんの口に無理やり押し込もうとして……。
「ほぎぇほぎぇーへめろーががっんが!」
竜帝さんは、カイユさんの腕を掴んで必死な顔(あんなに美人さんなのに、お口が……お口があああぁ)で抵抗し。
「………」
これはこれで。
平和な日常なのかな、うん。
「りこぉ! 早くあ~んだ、あ~ん」
「うん、ごめんね。……あ~ん」
ダルフェさんの作ってくれたプリンは、濃厚でなめらか。
とっても、美味しい。
食べると元気が沸いてくるような、優しい味がする。
思わず微笑んでしまう、温かみのある味がした。
「そうか、美味いか。良かったな、りこ」
そんな私を見るハクちゃんの金の眼が、くるりと回った。
「滋養強壮効果のあるものをしっかり食べ、体力をつけ身体を丈夫にし……我と毎日、交尾できるようになろうな?」
「へ?」
滋養強壮って、なっ…………うわっ~!!
「今夜の交尾に備え、たくさん食べてくれ!」
「っ!?」
出た、出ちゃいましたよ!
周囲完全無視のデリカシーゼロ発言がぁぁぁぁあああ!