四竜帝の大陸【青の大陸編】
「大変、ハクちゃん! 舌だけ、すごく熱いよ? 熱があるのかもっ。……きゃ! ちょっ、やぁ……んっ!」
右の耳を咥えられ、熱すぎる舌で丹念に舐られて。
「ぁん、ん……んっ!」
自分でも驚くほど、全身がびくびくと跳ねてしまい。
慌てて手で、自分の口を押さえた。
へ、変な声が出ちゃいそうというか、出ちゃったというか、その、あのっ!
「そうか、我の舌が……ふむ。なるほどな」
ハクちゃんは、私の耳に冷たい唇を軽く触れさせたままで言った。
う、うわぁああ~ぁああ!?
耳に息が、息が……ひえぇ~っ!
「んんっ!」
私はますます焦ってしまった。
ううっ……昨日のこと、思い出しちゃうよ。
考えちゃ駄目、私!
思い出したら駄……。
「りこよ、知っているか? りこは我に耳をこうされるのが、好きなのだぞ? 他にも……もっと詳しく、いろいろ聞きたいか?」
「え?」
ひっ……ひいぃいい~!
なに言ってるのよ、もうっ!
「自身では分からぬことだろう? 我が教えてやろう」
普段以上に艶のある声音は、私の鼓膜まで溶かしてしまいそう。
「全部、全てを。我が貴女に……教えたい」
聞き惚れちゃうような良い声だけど、言ってることは……そんなこと、ここで言わないでよ!
まったく、恐るべし謎の思考回路です。
「お、教えてくれなくていいから! うう~、心配したのに……ハクちゃん、元気みたいね?」
子供のように縦抱きにされてるから、私の視界にはハクちゃんだけですが。
あ、あのですねっ……後方には、未成年2名と大人3人のギャラリーがいるんですよー!
貴方からは、皆さんの様子がよ~っく見えてますよね?
「真っ赤だな、りこ。その顔、とても良い……顔だけでなく、全身を染めあげてしまいたい。……次はりこが寝入っても、我は止めてやれんぞ?」
魔王様はほんの一瞬、目元をうっすらと染め。
私にだけ聞こえるような、小さな声で囁いた。
「え!?」
そ、それって、あのっ……?!
もし2人っきりだったら……流されて、恐ろしいことを口走りそうです、私。
だって、改めて自覚したんだもの。
私はどんなに貴方が好きか、貴方が大切か。
右の耳を咥えられ、熱すぎる舌で丹念に舐られて。
「ぁん、ん……んっ!」
自分でも驚くほど、全身がびくびくと跳ねてしまい。
慌てて手で、自分の口を押さえた。
へ、変な声が出ちゃいそうというか、出ちゃったというか、その、あのっ!
「そうか、我の舌が……ふむ。なるほどな」
ハクちゃんは、私の耳に冷たい唇を軽く触れさせたままで言った。
う、うわぁああ~ぁああ!?
耳に息が、息が……ひえぇ~っ!
「んんっ!」
私はますます焦ってしまった。
ううっ……昨日のこと、思い出しちゃうよ。
考えちゃ駄目、私!
思い出したら駄……。
「りこよ、知っているか? りこは我に耳をこうされるのが、好きなのだぞ? 他にも……もっと詳しく、いろいろ聞きたいか?」
「え?」
ひっ……ひいぃいい~!
なに言ってるのよ、もうっ!
「自身では分からぬことだろう? 我が教えてやろう」
普段以上に艶のある声音は、私の鼓膜まで溶かしてしまいそう。
「全部、全てを。我が貴女に……教えたい」
聞き惚れちゃうような良い声だけど、言ってることは……そんなこと、ここで言わないでよ!
まったく、恐るべし謎の思考回路です。
「お、教えてくれなくていいから! うう~、心配したのに……ハクちゃん、元気みたいね?」
子供のように縦抱きにされてるから、私の視界にはハクちゃんだけですが。
あ、あのですねっ……後方には、未成年2名と大人3人のギャラリーがいるんですよー!
貴方からは、皆さんの様子がよ~っく見えてますよね?
「真っ赤だな、りこ。その顔、とても良い……顔だけでなく、全身を染めあげてしまいたい。……次はりこが寝入っても、我は止めてやれんぞ?」
魔王様はほんの一瞬、目元をうっすらと染め。
私にだけ聞こえるような、小さな声で囁いた。
「え!?」
そ、それって、あのっ……?!
もし2人っきりだったら……流されて、恐ろしいことを口走りそうです、私。
だって、改めて自覚したんだもの。
私はどんなに貴方が好きか、貴方が大切か。