四竜帝の大陸【青の大陸編】
「先ほどのようにりこの体力に合わせ、きちんと加減すれば身体への負担が無いであろう? しかも、一回で我慢したのだから……りこ、我はえらかっただろう?」
どわわわあぁーっ!
その一回だってとんでもなかったくせに、何言ってんのよ!?
貴方の言う一回のカウントの仕方は、絶対間違ってる!
やだっ、もう変なこと言わないでぇえええ!
奇天烈で謎の感性を、今だけでも引っ込めてー!
お願いだから、やめ……!!
「それに……やはり乳は、大きければ良いというものではないな。乳牛では無いのだし」
ちっ……ちちちっ、乳ぃいいい!?
「気にするな、りこ。りこのささやかで愛らしい乳が世界で一番好きだぞ?」
さ、ささやかぁああああ!?
「む? 人間の女の乳は揉むと大きくなる可能性があると、ダルフェの本に書いてあったような……」
ハクちゃんの両手が私の胸に伸び。
下からすくい上げるようにして、添えられ……。
ふにふに、ふにふに。
「ふむ……りこ、我に任せるが良い! りこが乳の大きさを気にするようならば、夫である我が協力を……ぶはっ!?」
クッションを掴み、私は力いっぱい振り落とした。
「なっ、何すんのよ!? ハクちゃんの変態……ばかばかぁあああ! 乳を気にしとんのは、お前だー!!」
私はハクちゃんを連打した。
「へ、変態……何故だ? 先ほどは、あんなに悦んでいたではないかっ」
「なっ!?」
よ、よろこっ!?
このデリカシー無し君めっ!
「さ……さっきは、交尾真っ最中だからでしょうがっ!」
ああ、私まで交尾なんて言葉を叫んでしまうなんて!
かなり、ハクちゃんに感化されちゃってるよぉおおお!
こんな私、い・や・だー!
お腹鳴っちゃうし、ハクちゃんはデリカシー皆無な奇天烈発言連発だし。
私と貴方は、さっきまであんなに良い雰囲気だったのに。
私だって、もっとこう……ロマンチックな恋人同士の会話がしてみたいのに。
なんで交尾とか、乳とか言ってんのよぉ!
「うぅ……ぐすっ」
「り、りこ! 我は前回の失言を挽回せねばと……そのっ、あのだな! あぁ、泣くな、我が悪かった。 泣かんでくれっ……カ、カイユよ。見てないで、なんとかしろ」
大魔王様の様子を呆然と見ていたカイユさんが、あきれ返ったように深いため息を吐き出して言った。
「ヴェルヴァイド様……。貴方様は学習能力が無いのですか?」
ちらりとハクちゃんを意味深な瞳で流し見てからキッチンに入って行き、入れ違いでダルフェさんが現れた。
「あ~あ、やっぱりねぇ。だから昨夜言ったでしょうが、旦那ぁ。ったく、勘弁してくださいよぉ」
青い騎士服じゃなくて、支店で着ていたブルーのシャツにコットンパンツというラフなスタイル。
そして、白いフリフリエプロンをしていた。
どわわわあぁーっ!
その一回だってとんでもなかったくせに、何言ってんのよ!?
貴方の言う一回のカウントの仕方は、絶対間違ってる!
やだっ、もう変なこと言わないでぇえええ!
奇天烈で謎の感性を、今だけでも引っ込めてー!
お願いだから、やめ……!!
「それに……やはり乳は、大きければ良いというものではないな。乳牛では無いのだし」
ちっ……ちちちっ、乳ぃいいい!?
「気にするな、りこ。りこのささやかで愛らしい乳が世界で一番好きだぞ?」
さ、ささやかぁああああ!?
「む? 人間の女の乳は揉むと大きくなる可能性があると、ダルフェの本に書いてあったような……」
ハクちゃんの両手が私の胸に伸び。
下からすくい上げるようにして、添えられ……。
ふにふに、ふにふに。
「ふむ……りこ、我に任せるが良い! りこが乳の大きさを気にするようならば、夫である我が協力を……ぶはっ!?」
クッションを掴み、私は力いっぱい振り落とした。
「なっ、何すんのよ!? ハクちゃんの変態……ばかばかぁあああ! 乳を気にしとんのは、お前だー!!」
私はハクちゃんを連打した。
「へ、変態……何故だ? 先ほどは、あんなに悦んでいたではないかっ」
「なっ!?」
よ、よろこっ!?
このデリカシー無し君めっ!
「さ……さっきは、交尾真っ最中だからでしょうがっ!」
ああ、私まで交尾なんて言葉を叫んでしまうなんて!
かなり、ハクちゃんに感化されちゃってるよぉおおお!
こんな私、い・や・だー!
お腹鳴っちゃうし、ハクちゃんはデリカシー皆無な奇天烈発言連発だし。
私と貴方は、さっきまであんなに良い雰囲気だったのに。
私だって、もっとこう……ロマンチックな恋人同士の会話がしてみたいのに。
なんで交尾とか、乳とか言ってんのよぉ!
「うぅ……ぐすっ」
「り、りこ! 我は前回の失言を挽回せねばと……そのっ、あのだな! あぁ、泣くな、我が悪かった。 泣かんでくれっ……カ、カイユよ。見てないで、なんとかしろ」
大魔王様の様子を呆然と見ていたカイユさんが、あきれ返ったように深いため息を吐き出して言った。
「ヴェルヴァイド様……。貴方様は学習能力が無いのですか?」
ちらりとハクちゃんを意味深な瞳で流し見てからキッチンに入って行き、入れ違いでダルフェさんが現れた。
「あ~あ、やっぱりねぇ。だから昨夜言ったでしょうが、旦那ぁ。ったく、勘弁してくださいよぉ」
青い騎士服じゃなくて、支店で着ていたブルーのシャツにコットンパンツというラフなスタイル。
そして、白いフリフリエプロンをしていた。