四竜帝の大陸【青の大陸編】
「はあ……飯、食おうぜ」
でこぴんされた額をさすりながら、竜帝さんは言った。
ハクちゃん、でこぴんを知ってたんだ。
こっちの世界にも、でこぴん文化(?)があるんだ……。
「はい。ハクちゃん、竜帝さんがお昼ご飯を持ってきてくれたから部屋に戻ろう。あ、昨夜のスープの残りを温めよう! けっこう残ってたから2人分は有るから……ハクちゃん?」
ハクちゃんは長身をかがめて、ワゴンを覗き込んでいた。
何をして……?
「また魚か……昨夜も魚だったな。りこ、肉も食べなければ駄目だぞ? 昨夜読んだ本に、健康はバランスのとれた食事が重要だと書いてあった」
竜帝さんの押してきたワゴンの料理を1つ1つチェックしつつ、ハクちゃんは言った。
昨夜?
私が眠ってから、1人で本を読んでたんだ……ハクちゃんは、眠らないから。
私が寝てる間に、ハクちゃんはいろいろな本を読んでいるらしい。
「……なんていう本?」
「[目指そう長寿・正しい食事で快適シルバーライフ!]だ」
ちょっと、長寿……?
いろんな本を貸してくれてるんですね、ダルフェさん。
ダイニングキッチンに移動して、3人でのランチタイム。
スープは昨日より、味がやわらかくなっていた。
昨夜も美味しかったけれど、また違った味わいが……カレーと同じで、翌日の味も楽しめるスープだった。
まあ、カレーは飲み物じゃないけれど。
お父さんはカレーが大好きで、某タレントをまねてカレーは飲み物だってよく言ってたな……。
お父さん。
ちゃんと禁煙を、続けられてるだろうか。
お父さん……あ、駄目。
今は考えちゃ駄目、顔に出したら駄目。
「竜帝さん、カリキュラムが変わるっていうのは……?」
私はスープを飲んでいた手を止めて、唐揚げをスナック菓子のようにぱくぱくと平らげていく竜帝さんに質問した。
彼のパンとサラダは、ほとんど減っていない。
そういえば。
昨日、カイユさんに野菜も食べなさいって注意されてた。
野菜が苦手なのかな?
「じじいに聞いてないのか?」
質問しましたが。
ハクちゃんの答えは。
ーー四竜帝の都合だろう。我は関与しておらん。
それだけだった。
でこぴんされた額をさすりながら、竜帝さんは言った。
ハクちゃん、でこぴんを知ってたんだ。
こっちの世界にも、でこぴん文化(?)があるんだ……。
「はい。ハクちゃん、竜帝さんがお昼ご飯を持ってきてくれたから部屋に戻ろう。あ、昨夜のスープの残りを温めよう! けっこう残ってたから2人分は有るから……ハクちゃん?」
ハクちゃんは長身をかがめて、ワゴンを覗き込んでいた。
何をして……?
「また魚か……昨夜も魚だったな。りこ、肉も食べなければ駄目だぞ? 昨夜読んだ本に、健康はバランスのとれた食事が重要だと書いてあった」
竜帝さんの押してきたワゴンの料理を1つ1つチェックしつつ、ハクちゃんは言った。
昨夜?
私が眠ってから、1人で本を読んでたんだ……ハクちゃんは、眠らないから。
私が寝てる間に、ハクちゃんはいろいろな本を読んでいるらしい。
「……なんていう本?」
「[目指そう長寿・正しい食事で快適シルバーライフ!]だ」
ちょっと、長寿……?
いろんな本を貸してくれてるんですね、ダルフェさん。
ダイニングキッチンに移動して、3人でのランチタイム。
スープは昨日より、味がやわらかくなっていた。
昨夜も美味しかったけれど、また違った味わいが……カレーと同じで、翌日の味も楽しめるスープだった。
まあ、カレーは飲み物じゃないけれど。
お父さんはカレーが大好きで、某タレントをまねてカレーは飲み物だってよく言ってたな……。
お父さん。
ちゃんと禁煙を、続けられてるだろうか。
お父さん……あ、駄目。
今は考えちゃ駄目、顔に出したら駄目。
「竜帝さん、カリキュラムが変わるっていうのは……?」
私はスープを飲んでいた手を止めて、唐揚げをスナック菓子のようにぱくぱくと平らげていく竜帝さんに質問した。
彼のパンとサラダは、ほとんど減っていない。
そういえば。
昨日、カイユさんに野菜も食べなさいって注意されてた。
野菜が苦手なのかな?
「じじいに聞いてないのか?」
質問しましたが。
ハクちゃんの答えは。
ーー四竜帝の都合だろう。我は関与しておらん。
それだけだった。