四竜帝の大陸【青の大陸編】
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街道沿いにある唯一の街、ポルに昼食休憩をとるために寄った。
俺とカイユに休憩は必要ないが、セイフォン御一行様には『快適な旅』を提供しなきゃならんのだ。
面倒くさいが、仕方が無い。
陛下の可愛がってる皇太子君に飯抜きなんてことをしたら、後で陛下が五月蝿いからな。
ポルは高い城壁で囲まれた小さな街だ。
出入り口は一箇所。
この一箇所ってのは一般用であって、公になっていない出入り口があるらしいが……。
数人の屈強な男達が管理するはね橋を馬車で渡り、客は街に入る。
はね橋の手前に立つ係員に、俺の手のひら程の銅板を御者台から手渡した。
銅版には文字などは書かれていない。
ただ、中央にシャイタン王家を表すイチテイの花が刻印されているだけだ。
街道料金を支払った際に渡されるこの領収証が無ければ、街には入れない。
街というより、シャイタン王家直轄の商業施設の集まりだな。
商店や宿泊施設だけでなく、公営賭博場まである。
ポルという街は。
金持ちが集まる、金持ちの為だけに造られた特殊な街だった。
俺とカイユに休憩は必要ないが、セイフォン御一行様には『快適な旅』を提供しなきゃならんのだ。
面倒くさいが、仕方が無い。
陛下の可愛がってる皇太子君に飯抜きなんてことをしたら、後で陛下が五月蝿いからな。
ポルは高い城壁で囲まれた小さな街だ。
出入り口は一箇所。
この一箇所ってのは一般用であって、公になっていない出入り口があるらしいが……。
数人の屈強な男達が管理するはね橋を馬車で渡り、客は街に入る。
はね橋の手前に立つ係員に、俺の手のひら程の銅板を御者台から手渡した。
銅版には文字などは書かれていない。
ただ、中央にシャイタン王家を表すイチテイの花が刻印されているだけだ。
街道料金を支払った際に渡されるこの領収証が無ければ、街には入れない。
街というより、シャイタン王家直轄の商業施設の集まりだな。
商店や宿泊施設だけでなく、公営賭博場まである。
ポルという街は。
金持ちが集まる、金持ちの為だけに造られた特殊な街だった。