四竜帝の大陸【青の大陸編】
番外編~ぷれぜんと~
「りこ、りこ! 何か欲しい物はあるか?」
愛用のマグカッップを洗っている私にハクちゃんが突然、こんな質問をしてきた。
朝食に使った食器は1人分なので作業はすぐに終わり、私はゴム手袋を外しながら踏み台から降りた。
「欲しい物……う~ん、特に無いよ? だって、必要な物は竜帝さん用意してくれてるもの」
何から何まで……生活するのに必要の無い贅沢品まで、用意されているのだ。
服やアクセサリーだけじゃない。
毛糸の腹巻から、ちょっとセクシーなランジェリーまで何でもある。
私の好みが分からなくて、とりあえずあらゆるタイプのものを揃えてくれたんだろうけど。
腹巻は使っても、ひもひもセクシーおパンツには手が出ない私です……。
あれは、女神様の方が似合うと思うなぁ~。
男の子だけど美女な竜帝さんに、エロかわ下着……。
「それでは困るのだ。頼むから何か言ってくれ、りこ」
ちょっと変な妄想世界に片足を突っ込んでしまいそうになった私だけど、ハクちゃんの小さなお手々が袖を引っ張ってくれたので生還(?)することができた。
「……なら、ハクちゃんがいい」
私は流しの縁にちょこんと腰掛けていたハクちゃんを、むぎゅーっと抱きしめた。
「私はハクちゃんが欲しいのっ! むふふっ、も~ら~いっ!」
ダルフェさん作のフリフリ花柄エプロンをしたハクちゃんは、それはもうかわゆいのだ。
うんうん、お揃いで正解でした!
「んん~っ、かわゆいっ。ハクちゃんは世界一かわゆい旦那様だよ~! あぁんっ、たまんな~いっ」
私達はダルフェさん作の、お揃いのフリフリ花柄エプロンをしている。
ハクちゃんは人型用が欲しかったみたいだけど、ダルフェさんが作ってくれたのは竜体用だった。
ナイスです、ダルフェさん!
この可愛らしいエプロンは、私なんかよりハクちゃんの方が似合ってます。
あぁ、夢見心地ってこのことかしら!?
「はぁ……人型の我も、このように欲しがってもらいたいものだな。……努力が足らんのか?」
あまりに可愛い旦那様にうっとりしていた私の脳は、呟くような念話をうけとりそこね……私は聞き返してみた。
「んっ? なあに、ハクちゃん?」
「……いや、なんでもない」
金の眼が、くるんと回った。
愛用のマグカッップを洗っている私にハクちゃんが突然、こんな質問をしてきた。
朝食に使った食器は1人分なので作業はすぐに終わり、私はゴム手袋を外しながら踏み台から降りた。
「欲しい物……う~ん、特に無いよ? だって、必要な物は竜帝さん用意してくれてるもの」
何から何まで……生活するのに必要の無い贅沢品まで、用意されているのだ。
服やアクセサリーだけじゃない。
毛糸の腹巻から、ちょっとセクシーなランジェリーまで何でもある。
私の好みが分からなくて、とりあえずあらゆるタイプのものを揃えてくれたんだろうけど。
腹巻は使っても、ひもひもセクシーおパンツには手が出ない私です……。
あれは、女神様の方が似合うと思うなぁ~。
男の子だけど美女な竜帝さんに、エロかわ下着……。
「それでは困るのだ。頼むから何か言ってくれ、りこ」
ちょっと変な妄想世界に片足を突っ込んでしまいそうになった私だけど、ハクちゃんの小さなお手々が袖を引っ張ってくれたので生還(?)することができた。
「……なら、ハクちゃんがいい」
私は流しの縁にちょこんと腰掛けていたハクちゃんを、むぎゅーっと抱きしめた。
「私はハクちゃんが欲しいのっ! むふふっ、も~ら~いっ!」
ダルフェさん作のフリフリ花柄エプロンをしたハクちゃんは、それはもうかわゆいのだ。
うんうん、お揃いで正解でした!
「んん~っ、かわゆいっ。ハクちゃんは世界一かわゆい旦那様だよ~! あぁんっ、たまんな~いっ」
私達はダルフェさん作の、お揃いのフリフリ花柄エプロンをしている。
ハクちゃんは人型用が欲しかったみたいだけど、ダルフェさんが作ってくれたのは竜体用だった。
ナイスです、ダルフェさん!
この可愛らしいエプロンは、私なんかよりハクちゃんの方が似合ってます。
あぁ、夢見心地ってこのことかしら!?
「はぁ……人型の我も、このように欲しがってもらいたいものだな。……努力が足らんのか?」
あまりに可愛い旦那様にうっとりしていた私の脳は、呟くような念話をうけとりそこね……私は聞き返してみた。
「んっ? なあに、ハクちゃん?」
「……いや、なんでもない」
金の眼が、くるんと回った。