四竜帝の大陸【青の大陸編】
翌日の午後。
ハクちゃんが何故、「欲しい物を言ってもらわないと困る」なんて言ってたのか分かった。
シスリアさんとの勉強会が終わった後、恒例となった雑談タイムの会話の中でその話題が出たために、私は理由を知ることができた。
今週は竜族のつがいがお互いにプレゼントを贈る、ちょっと特別な週だったのだ。
この期間中ならプレゼントをあげるのはいつでもよくて、花やお菓子・アクセサリーなどなんでもあり。
愛情と日ごろの感謝を込めて、相手の好みそうな物を……普通は相手に内緒で用意する。
これ、鉄則。
でも。
ハクちゃんは今までそういった行事に全く興味が無かったから、それを知らなくて私に直接リサーチしてしまい……。
「……」
私とシスリアさんの会話から自分の間違いに気づいたハクちゃんは、私の膝の上で真ん丸くなって顔をお腹に隠してしまった。
「ハクちゃん……」
しょんぼりしてしまった小さな旦那様の姿に、私は少し焦ってしまった。
私も、知らなかった。
今日が最終日なのに、何も用意していない。
カイユさんやダルフェさんが特に何も言ってなかったのは、ハクちゃんがそういったことに興味を持つとは考えなかったからかもしれない。
皆は知らないと思うけれど。
ハクちゃんは、意外と乙女ちっくな所があるんです……お揃いで喜んだりするし。
ハクちゃんが何故、「欲しい物を言ってもらわないと困る」なんて言ってたのか分かった。
シスリアさんとの勉強会が終わった後、恒例となった雑談タイムの会話の中でその話題が出たために、私は理由を知ることができた。
今週は竜族のつがいがお互いにプレゼントを贈る、ちょっと特別な週だったのだ。
この期間中ならプレゼントをあげるのはいつでもよくて、花やお菓子・アクセサリーなどなんでもあり。
愛情と日ごろの感謝を込めて、相手の好みそうな物を……普通は相手に内緒で用意する。
これ、鉄則。
でも。
ハクちゃんは今までそういった行事に全く興味が無かったから、それを知らなくて私に直接リサーチしてしまい……。
「……」
私とシスリアさんの会話から自分の間違いに気づいたハクちゃんは、私の膝の上で真ん丸くなって顔をお腹に隠してしまった。
「ハクちゃん……」
しょんぼりしてしまった小さな旦那様の姿に、私は少し焦ってしまった。
私も、知らなかった。
今日が最終日なのに、何も用意していない。
カイユさんやダルフェさんが特に何も言ってなかったのは、ハクちゃんがそういったことに興味を持つとは考えなかったからかもしれない。
皆は知らないと思うけれど。
ハクちゃんは、意外と乙女ちっくな所があるんです……お揃いで喜んだりするし。