四竜帝の大陸【青の大陸編】
「皇太子がか? あれを恐れる必要などない。目障りなら、いますぐ<処分>してきてやろう」
処分。
それは、駄目。
「違うの、違うのよ」
絶対に、駄目。
なぜ『駄目』なのか。
貴方は気がついてるのかもしれない。
「自分が、怖いの」
私、あの人を恨んでる。
術式を失敗したミー・メイちゃんじゃなく。
あの人を、恨んでるの。
夢の中で。
彼を何度も罵った。
私と同じ目に遭わせてと。
彼から全部奪ってと。
夢の中で、貴方に願った。
復讐したいと、貴方に縋って泣き叫んだ。
何度も。
夢の中で。
「お願い、ハクちゃん。明日は貴方を抱っこさせて」
憎しみを知った、この暗い想いを持つ胸を。
愛しい貴方で、抑えてしまいたい。
「お願い、そうじゃないと私っ」
私の想いを。
貴方の綺麗な鱗で、覆い隠して。
私の中の悪魔を。
貴方への想いで、封じてしまいたい。
処分。
それは、駄目。
「違うの、違うのよ」
絶対に、駄目。
なぜ『駄目』なのか。
貴方は気がついてるのかもしれない。
「自分が、怖いの」
私、あの人を恨んでる。
術式を失敗したミー・メイちゃんじゃなく。
あの人を、恨んでるの。
夢の中で。
彼を何度も罵った。
私と同じ目に遭わせてと。
彼から全部奪ってと。
夢の中で、貴方に願った。
復讐したいと、貴方に縋って泣き叫んだ。
何度も。
夢の中で。
「お願い、ハクちゃん。明日は貴方を抱っこさせて」
憎しみを知った、この暗い想いを持つ胸を。
愛しい貴方で、抑えてしまいたい。
「お願い、そうじゃないと私っ」
私の想いを。
貴方の綺麗な鱗で、覆い隠して。
私の中の悪魔を。
貴方への想いで、封じてしまいたい。