四竜帝の大陸【青の大陸編】
「はぁ……なんでこうなんだろう、私達って」
脱がされたモノを昨夜の記憶が脳に残っている状態で拾い集めるというのは、誰も見ていなくてもとんでもなく恥ずかしかった。
誰も見て……あ、違った。
居ましたね、1名様。
私の羞恥心を嘲笑うかのように堂々と、真っ裸でてくてく歩いて毛布を寝室に片付けに行った御方がいらっしゃいましたね。
今は可愛い小竜の姿で、一緒に服を拾い……あぁ、現実って切ない。
切ないというか、厳しいというか。
ありがた~いご忠告に従い、最初に手にしたワンピで胸等を隠しつつ、部屋中に散らばった衣類を拾って歩いた。
「無い……し、下着が……」
うう~っ……ハクちゃんのぽいぽい大魔王め!
ま、まあその、きちんと畳んであったらそれはそれでかなり怖いけど。
「りこ。ほら」
向かいのソファーの下からほふく前進で出てきたハクちゃんが、4本指の可愛いお手々を私に差し出した。
その手にある布は白くて、レースが……ぶっ!?
「きゃあああ~、そそそれ私のっ……!」
ソファーの下!?
なんだって、そんな所にあるのよ~!
ぽいぽい大魔王の馬鹿ぁああ!!
私は差し出されたそれを瞬時に奪い、ワンピースと胸の間に突っ込んだ。
脱がされたモノを昨夜の記憶が脳に残っている状態で拾い集めるというのは、誰も見ていなくてもとんでもなく恥ずかしかった。
誰も見て……あ、違った。
居ましたね、1名様。
私の羞恥心を嘲笑うかのように堂々と、真っ裸でてくてく歩いて毛布を寝室に片付けに行った御方がいらっしゃいましたね。
今は可愛い小竜の姿で、一緒に服を拾い……あぁ、現実って切ない。
切ないというか、厳しいというか。
ありがた~いご忠告に従い、最初に手にしたワンピで胸等を隠しつつ、部屋中に散らばった衣類を拾って歩いた。
「無い……し、下着が……」
うう~っ……ハクちゃんのぽいぽい大魔王め!
ま、まあその、きちんと畳んであったらそれはそれでかなり怖いけど。
「りこ。ほら」
向かいのソファーの下からほふく前進で出てきたハクちゃんが、4本指の可愛いお手々を私に差し出した。
その手にある布は白くて、レースが……ぶっ!?
「きゃあああ~、そそそれ私のっ……!」
ソファーの下!?
なんだって、そんな所にあるのよ~!
ぽいぽい大魔王の馬鹿ぁああ!!
私は差し出されたそれを瞬時に奪い、ワンピースと胸の間に突っ込んだ。