四竜帝の大陸【青の大陸編】
ミー・メイちゃんには一人で竜帝さんの執務室に戻ってもらった。
私の腕を掴み、引き上げるようにして立たせたミー・メイちゃんの顔は真っ赤だった。
真っ赤な顔で、ぽろぽろ泣いていた。
もう二度と言わないと。
私を異界に帰す術式など研究しない、家族への手紙を向こうに送る術式だけを研究すると約束してくれた。
彼女が竜帝さんの居る部屋に戻り、開けられていたガラス戸が閉められたのを確認したら全身から力が抜けて、その場にぺたりと座ってしまった。
なぜ、ミー・メイちゃんは泣いたんだろう?
なんで、あんなに泣いてたんだろう?
「…………ぁ」
私が泣かせた?
私のせい?
私が悪い……私は、私は……私は『悪い存在』?
私は、私は、私は……。
「……ハク」
頭の中は、ふわふわしてるのに。
心臓の裏側がちくちく痛む。
「……来て、ハク」
ハクを呼んだ。
呼べば、貴方は来てくれるから。
あの時みたいに、すぐに来てくれるから。
私の腕を掴み、引き上げるようにして立たせたミー・メイちゃんの顔は真っ赤だった。
真っ赤な顔で、ぽろぽろ泣いていた。
もう二度と言わないと。
私を異界に帰す術式など研究しない、家族への手紙を向こうに送る術式だけを研究すると約束してくれた。
彼女が竜帝さんの居る部屋に戻り、開けられていたガラス戸が閉められたのを確認したら全身から力が抜けて、その場にぺたりと座ってしまった。
なぜ、ミー・メイちゃんは泣いたんだろう?
なんで、あんなに泣いてたんだろう?
「…………ぁ」
私が泣かせた?
私のせい?
私が悪い……私は、私は……私は『悪い存在』?
私は、私は、私は……。
「……ハク」
頭の中は、ふわふわしてるのに。
心臓の裏側がちくちく痛む。
「……来て、ハク」
ハクを呼んだ。
呼べば、貴方は来てくれるから。
あの時みたいに、すぐに来てくれるから。