パパ×パパハリケーン 第1物語 【家族】
真己がリビングに入るとそこには30代男の人が座っていた。
「おう!真己。」
「何であたしの名前・・・」
「なんでって父親なんだから知らないはずないだろう。」
「あたしには中原健治っていうお父さんがいるんです!」
「真己・・・。あの人は再婚相手なの。お父さんが出て行ったとき離婚届があったから・・・。」
「えっ・・・?」
そのとき真己は雷に打たれたような感じがした。生まれたときから今まで父親と慕っていた人が本当の父親ではない。そんなこと信じられるのか?
「・・・じゃあパパは本当のパパじゃないってこと?」
「そういうことなの・・・。」
「何で今まで黙ってたの?!教えてくれたっていいじゃない!!」激しく真己が言った。
「ああ・・・忘れてたのよ。幸せがいっぱいで。」
「そうなの・・・。じゃあパパはどこ?!」
「2階にいるわ。今は寝てるから起こさないようにね。」
「パパは知ってたの?ママに子供がいるって。」
「ええ知ってたわ。あの人がプロポーズしてくれたときに全部話したの。」
「あっ・・・そうなの。ところでえっと・・・なんて名前だっけ」
「中原聖治」
「パパと同じ名字・・・」
「それは俺と健治が兄弟だからだ。」
「兄弟?うそぉ~。」
「本当だ。俺が兄で健治が弟だ。」
「俺と健治は同じ人を好きになった。真衣をだ。でも真衣が選んだのは俺だった。まだ健治への思いは吹っ切れていなかったようだが。それから健治は俺に会おうとはしなかった。14年前、俺は転勤することになった。真衣は一緒に行こうとはしなかった。だから離婚届を置いていったんだ。健治と結婚したくなったときのために。それで真衣と健治は結婚した。そうなることはもう分かっていたんだ。」
「・・・でもいきなりパパが本当のパパじゃないって言われてすぐ信じられる?」
「たぶん無理だな。うん。」
「あたしの気持ちもそうよ!だから認めない!!」
真己はそういうと走って2階の自分の部屋に行った。
「真己!どうしたの?真己!」
(これは夢だ!明日になったら消えてる。信じるもんか。あたしのパパは1人だけだ!)
真己はベットに転がりそのまま眠った。
「おう!真己。」
「何であたしの名前・・・」
「なんでって父親なんだから知らないはずないだろう。」
「あたしには中原健治っていうお父さんがいるんです!」
「真己・・・。あの人は再婚相手なの。お父さんが出て行ったとき離婚届があったから・・・。」
「えっ・・・?」
そのとき真己は雷に打たれたような感じがした。生まれたときから今まで父親と慕っていた人が本当の父親ではない。そんなこと信じられるのか?
「・・・じゃあパパは本当のパパじゃないってこと?」
「そういうことなの・・・。」
「何で今まで黙ってたの?!教えてくれたっていいじゃない!!」激しく真己が言った。
「ああ・・・忘れてたのよ。幸せがいっぱいで。」
「そうなの・・・。じゃあパパはどこ?!」
「2階にいるわ。今は寝てるから起こさないようにね。」
「パパは知ってたの?ママに子供がいるって。」
「ええ知ってたわ。あの人がプロポーズしてくれたときに全部話したの。」
「あっ・・・そうなの。ところでえっと・・・なんて名前だっけ」
「中原聖治」
「パパと同じ名字・・・」
「それは俺と健治が兄弟だからだ。」
「兄弟?うそぉ~。」
「本当だ。俺が兄で健治が弟だ。」
「俺と健治は同じ人を好きになった。真衣をだ。でも真衣が選んだのは俺だった。まだ健治への思いは吹っ切れていなかったようだが。それから健治は俺に会おうとはしなかった。14年前、俺は転勤することになった。真衣は一緒に行こうとはしなかった。だから離婚届を置いていったんだ。健治と結婚したくなったときのために。それで真衣と健治は結婚した。そうなることはもう分かっていたんだ。」
「・・・でもいきなりパパが本当のパパじゃないって言われてすぐ信じられる?」
「たぶん無理だな。うん。」
「あたしの気持ちもそうよ!だから認めない!!」
真己はそういうと走って2階の自分の部屋に行った。
「真己!どうしたの?真己!」
(これは夢だ!明日になったら消えてる。信じるもんか。あたしのパパは1人だけだ!)
真己はベットに転がりそのまま眠った。