パパ×パパハリケーン 第1物語 【家族】
「まだいたんですか?聖治さん。早く出て行ってもらえませんか?」
「おいおい。聖治さんなんて他人みたいに・・・」
「他人じゃないですか。」
「そうだよな。こいつは赤の他人だ。」
「健治っ!!俺の子供をとるな!!」
「じゃあ、真己。どっちが真己の本当のパパだ?」
「そりゃ、パパでしょ。決まってるじゃない。」
「真己。出来たわよ。」と母が話を遮った。
真己は出されたカレーを食べながら考えていた。
真己も本当は不安だった。真己が小学6年生のころ、授業参観に父が来たとき、友達に真
己と父はあんまり似ていないと言われたのだ。
どちらかと言うと、自分でもあの人のほうが似ていると感じている。
しかし父はあくまでも本当の父は自分だと言い張っている。今は父のほうへ味方に付こう
と真己は考えた。
「じゃあ、あたしお風呂入ってくるね。」
「ええ。お湯冷めてるかもしれないから追いだきするのよ。」
「分かってるって。」
お風呂に入った真己は大きなため息をついた。とたんに大声が聞こえてきた。
「冗談じゃない!!こんなやつが家にいるだけでむしずがはしるのに、一緒に暮らすだと?!」
「兄に向かってなんだその口のききかたは!!」
「2人ともやめて!ねぇ。真己がいるのに・・・。」
「・・・・・とにかく俺は反対だからな。」父はそういうと2階へあがっていった。
「健治さん!!ちょっと待って!!・・・健治さん・・・・。」
(こうなったら徹底的にあの人を家から追い出さなきゃ。)
真己はゆるくなったお湯のなかで誓った。
風呂からあがると母があの人と話していた。
「あらっ、早かったわね。パパはもう寝たわよ。」
「うん。あのさ、突然だけど、明日里香の家に泊まってきていい?」
「いいわよ。今日はゆっくり寝て、明日に備えなさい。」
「ありがと、ママ。」
真己は歯磨きをして2階にあがろうとした。
「あっそうだ。聖治さん。明日には出て行ってくれますよね。」
「う~ん。それは無理だなぁ。」
「だめです。絶対出て行かせますから。」
「じゃあ、言わなくていいんじゃない?」
真己は無視して2階にあがっていった。
「おいおい。聖治さんなんて他人みたいに・・・」
「他人じゃないですか。」
「そうだよな。こいつは赤の他人だ。」
「健治っ!!俺の子供をとるな!!」
「じゃあ、真己。どっちが真己の本当のパパだ?」
「そりゃ、パパでしょ。決まってるじゃない。」
「真己。出来たわよ。」と母が話を遮った。
真己は出されたカレーを食べながら考えていた。
真己も本当は不安だった。真己が小学6年生のころ、授業参観に父が来たとき、友達に真
己と父はあんまり似ていないと言われたのだ。
どちらかと言うと、自分でもあの人のほうが似ていると感じている。
しかし父はあくまでも本当の父は自分だと言い張っている。今は父のほうへ味方に付こう
と真己は考えた。
「じゃあ、あたしお風呂入ってくるね。」
「ええ。お湯冷めてるかもしれないから追いだきするのよ。」
「分かってるって。」
お風呂に入った真己は大きなため息をついた。とたんに大声が聞こえてきた。
「冗談じゃない!!こんなやつが家にいるだけでむしずがはしるのに、一緒に暮らすだと?!」
「兄に向かってなんだその口のききかたは!!」
「2人ともやめて!ねぇ。真己がいるのに・・・。」
「・・・・・とにかく俺は反対だからな。」父はそういうと2階へあがっていった。
「健治さん!!ちょっと待って!!・・・健治さん・・・・。」
(こうなったら徹底的にあの人を家から追い出さなきゃ。)
真己はゆるくなったお湯のなかで誓った。
風呂からあがると母があの人と話していた。
「あらっ、早かったわね。パパはもう寝たわよ。」
「うん。あのさ、突然だけど、明日里香の家に泊まってきていい?」
「いいわよ。今日はゆっくり寝て、明日に備えなさい。」
「ありがと、ママ。」
真己は歯磨きをして2階にあがろうとした。
「あっそうだ。聖治さん。明日には出て行ってくれますよね。」
「う~ん。それは無理だなぁ。」
「だめです。絶対出て行かせますから。」
「じゃあ、言わなくていいんじゃない?」
真己は無視して2階にあがっていった。