TiMe
スタート。
4月ー
私、水城 玲奈は有名な私立校セミール高校の入学式を迎えた。
思えばこの日を迎えるまでに自分でも驚くほど努力をした。
自分で言うのもなんだが…私はそんなに頭が悪いという訳ではない。むしろその逆で、成績は上位の方である。だからこのセミール高校に入ること自体、私の成績でも余裕だった。だが私はその上を目指していた。
セミール高校では毎年入学試験で上位をとった3人の生徒には2つの特別な待遇がされる。
1つは入学金、毎月の学費などその他、学校でかかる費用は全てタダになる。まぁ、そういう制度はどこの学校でもあるだろう。私が狙っていたのはもう1つの方だ。
それが高校に通う3年間、この学校の寮に住むのがタダになるというものだ。別に寮に住むのは強制というわけではない。私は家から学校までの距離が遠い為この寮に入るのが1番いい方法だった。だからこの待遇はとても嬉しいものだった。
だが、私がこの学校に入りたかったのはお金の面もそうなのだがもう1つ、最大の理由がある。それは…
私、水城 玲奈は有名な私立校セミール高校の入学式を迎えた。
思えばこの日を迎えるまでに自分でも驚くほど努力をした。
自分で言うのもなんだが…私はそんなに頭が悪いという訳ではない。むしろその逆で、成績は上位の方である。だからこのセミール高校に入ること自体、私の成績でも余裕だった。だが私はその上を目指していた。
セミール高校では毎年入学試験で上位をとった3人の生徒には2つの特別な待遇がされる。
1つは入学金、毎月の学費などその他、学校でかかる費用は全てタダになる。まぁ、そういう制度はどこの学校でもあるだろう。私が狙っていたのはもう1つの方だ。
それが高校に通う3年間、この学校の寮に住むのがタダになるというものだ。別に寮に住むのは強制というわけではない。私は家から学校までの距離が遠い為この寮に入るのが1番いい方法だった。だからこの待遇はとても嬉しいものだった。
だが、私がこの学校に入りたかったのはお金の面もそうなのだがもう1つ、最大の理由がある。それは…