結婚→恋愛
ダイニングに入ってからもあたしの心臓はドキドキしっぱなし。





お弁当を作りながらも颯斗さんのことをずっと考えていた。





おかげで、何度手を切りそうになったことか…





お弁当と朝ご飯を作り終わり、リビングに行く。





颯斗さんはソファに座って新聞を読んでいた。





その姿にもドキッとする。




「…颯斗さん…ご飯……できました」





そう言うとゆっくりこちらを振り返り、柔らかく笑った。





「うん。今行く」




その笑顔にあたしの心臓は再び暴れ出す。
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