結婚→恋愛
その叫びを聞いたとき、勝手に体が動いていた。





「――おい!“美琴”っ!」





俺は部屋に足を踏み入れ、ベッドに近づいた。





美琴はベッドの中で縮こまり、震えていた。





「――……颯…斗さん…っ…?…なんで…?」






そう言った美琴の目には大粒の涙が溜まっていた。
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