最後の恋、最高の恋。




大人な坂口さんは私を大きく包み込んでくれて、



子供な坂口さんはどこまでも私と対等でいてくれる。





頼りたくなったり甘えたくなって、抱きつきたくなるような坂口さん。



軽口を言ったり可愛いと思えて、わしゃわしゃと髪をかき乱したくなるような坂口さん。






そんなどちらの面も好きで仕方がなくなって。







季節が冬を告げるころには、私は坂口さんのことが好きで好きで堪らなくなっていた。




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