最後の恋、最高の恋。


繋がってもそれはさらなる快感を呼び込むだけで、私には苦しいくらいの、でもすごく幸せな時間だった。


「美月」


いつの間にか呼び捨てで呼ばれていたことも。


「っ、」


私で気持ち良くなってくれている、色っぽい顔も。


「愛してる」


これ以上ない愛の言葉も。



何もかもが幸せで、何もかもが愛おしい時間だった。







「……しゅ、集中っ!!」



思わず下腹部がキュンとしてしまいそうで、慌てて自分の頬を叩いて気合を入れる。

昨日までフ抜けていたんだから、今日からは今までを挽回しなくちゃいけないんだから、浸ってる場合じゃない!

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