ストロベリーデイズ




先生はそう言って、タバコを口元へ運び、紫煙を燻(くゆ)らせながら灰皿に潰した。

その一連の動作に、妙に心臓が高鳴る。


開けていた窓に鍵をかけ、先生はソファーに座って、隣をポンポンと叩いた。


「今日は、どうして吸ってたんですか」


私はそれに従い、黙って右隣に座った。

先生との距離が、近い。



「3日も、来ないから」


知らぬ間に下げていた視線を先生に向けると、当たり前のように、先生は私を見つめていた。


「お前が。
佐藤が3日も学校を休むから」




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