ストロベリーデイズ





年は明け、正月気分も抜けないのに、早々と今日は学校の始業式だ。

また数学の授業がある。

2月になれば自由登校になるし、あと少しでおさらばだが、やっぱり少し気が重い。



ついこの間まで、当たり前に通っていた通学路なはずなのに。

長い休み明けだというだけで、なぜこんなに足取りも重いのだろうか?

それとも、ただ単に寒いから?


きっと、いや、間違いなく。
その理由はあの意味不明なくそ教師にあると思う。


学校に着いても、私は下駄箱の前で立ちすくむしかない。




< 131 / 158 >

この作品をシェア

pagetop