ストロベリーデイズ





「へぇー、意外に女の子っぽい部屋なんだな」

「見回さないでください。セクハラです」

「セクハラ? それは困るな」


ははは、と笑った。
…全然困ってなさそう。

私をベッドに降ろして役目を終えたんだから、さっさと帰ればいいのに。


毛布に制服のまま潜り込み、早く帰れアピールをしてみる。

先生がいたんじゃ、着替えも出来ない。


「おっ、いい子だな。ちゃんと寝てろよ」

「まぁ、はい。」

先生を帰らせるためです、とは口が裂けても言えない。


案の定。


「じゃあ俺は帰るかな。」




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