ストロベリーデイズ
もう、いつだったか、なんて思い出したくもないような気持ち。
ずっと、なんていう言葉をバカみたいに信じてしまった、あの時の気持ち。
前にもたった一度だけ、味わったことのある気持ち…。
あり得ない、ありえない、アリエナイ…。
傷付くだけ、傷付いたでしょ、私。
もうそんな思いはしないって、決めたでしょ、私。
ましてや、先生。
それも、よりによって間宮先生。
あり得ない、ありえない、アリエナイ。
私の心の中で、領土を広げていく“何か”なんて、考えたくなかった。