ストロベリーデイズ





痛い、この視線。

三日振りの登校だからって、こんなに注目されるもんなんだろうか?

ましてや、ただ地味ぃーに過ごしている私がどうして?

そう、私は毎日授業には出席して、睡眠学習をしている真面目な生徒だ。

今回だって無断欠席なわけではなく、きちんと担任へ親から伝えてもらっている。

なのに、なぜ?


でも、その疑問はすぐに解けた。



「さっとぉぉおおさぁぁああんっ!」

そのあまりの興奮のしように、一瞬、呼ばれたことにすら気付かずに、そのまま机に向かっていた。

が。




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