聖夜の奇跡

公園の静寂が続く。



耐えかねた和輝が口を開いた。



「あの、直緒さ「別れて欲しい」






「え?」





予想だにしていない言葉が耳をかすめた。



「あの、今なんて……」



「だから、別れて欲しいの!」



直緒は最初より大きな声できっぱりと言い切った。





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