そんな顔すんなよ
七三分けの前髪に、トップは無造作に遊ばれている。てゆうか、七三分けってセンス無くね?
「待ち受けにしちゃっていい?」
「断固拒否」
「なんでー?」
「恥ずかしい」
「可愛いのにぃ」
あのな、七三分けの俺を見られたら俺のキャラ崩壊だよ。元々、どんなキャラかわからないけど。
「なぁ、ケータイ貸して」
ん?どうぞ?とピンクのケータイを渡された。すると、2人のお揃いのキーホルダーが目に入った。
凉菜のこだわりで、キモカワの猿のマスコットをチョイス。凉菜の猿はリボンつきだがリボンが汚れている。
「随分、汚れたな」
「えへへ。ずっと付けてるから汚くなっちゃった」