そんな顔すんなよ
妬く痴話喧嘩
「優輔のバカ!もう知らないっ」
「俺だってもう知らねーよ」
凉菜の引っ越しまであと2日。
「もう優輔と話すもんか!」
「勝手にしろよ」
俺は、凉菜と大喧嘩をしてしまいました。
「何があったわけ?」
昼休み、那都がポッキーを食べながら俺の悩みを聞こうとする。てゆうか…聞く気あんのか?
「実はな…」
喧嘩の原因は昨日のデートでのことだった。デート当日、俺は待ち合わせ場所に遅れた。
それが理由じゃない。それからが本題だった。
先に待ち合わせ場所にいた凉菜が2人の男共に囲まれてた。まぁ…今までも無くはなかったけど。
だけどあのバカ、ナンパされてる自覚が無かったのか、楽しそうに話してやがったんだ。