そんな顔すんなよ
眩しすぎる太陽が地上を照らす。ほのぼのとした光が心を癒していく。
いつか、凉菜が言ってた。
─────あたしも太陽になってこれからも優輔を照らし続けてあげたいな♪
俺は、太陽になったらお前は丸焦げを通り越して消えるぞ?ってツッコんだ。
─────やだ!まだ消えたくないから、太陽にはなりたくない!
アイツはそう言いながら、涙目になって訴えたっけ?そして言ったんだ。
─────それに、太陽から優輔までの距離は遠すぎるから、あたしはこうやってココで、ずっと優輔の隣にいるね!
ずっと隣に…
「……いねーじゃんかよ」
お前、あと何時間か後には行っちまうじゃんか。
今更ながら後悔する。やっぱり隣より太陽みたいな存在でいてほしいよ。
隣って限られてるけど、太陽なら離れていてもどこでも見れるだろ?