千年の追憶【完】
それから俺達は、お互いを兄弟のように思える程に、通じ合えた。
羽琉はとても気持ちの良いヤツで、俺は羽琉に心を開く事ができた。
でもやっぱりアイツにとって俺は、対等には考えられないらしい。
羽琉は使用人で俺は主人という立場は、変えられないようだ。
「若様。」
羽琉が俺を呼ぶ。
「名前で呼べよ。
俺の名は若様じゃないぞ。」
「でも…。若様…。」
「じゃあ俺も羽琉の事、おい使用人って呼ぶぞ!」
「…はい。結構です。」
俺はため息をついた。
「そうじゃないよ。
俺は羽琉に、名前で呼んでほしいんだ。」
羽琉はとても気持ちの良いヤツで、俺は羽琉に心を開く事ができた。
でもやっぱりアイツにとって俺は、対等には考えられないらしい。
羽琉は使用人で俺は主人という立場は、変えられないようだ。
「若様。」
羽琉が俺を呼ぶ。
「名前で呼べよ。
俺の名は若様じゃないぞ。」
「でも…。若様…。」
「じゃあ俺も羽琉の事、おい使用人って呼ぶぞ!」
「…はい。結構です。」
俺はため息をついた。
「そうじゃないよ。
俺は羽琉に、名前で呼んでほしいんだ。」