千年の追憶【完】
スッポリと背中から包みこまれるように、私はその人の腕の中にいた。
誰?
…。っていうか、人?
段々意識がハッキリしてきた。
私、雪路様に刺されて死んだんじゃなかったっけ?
そうだ、早時様の赤ちゃんができて…。
待って。私は誰?
「混乱しているようだな。
無理もない。
覚醒したばかりだ。」
聞き覚えのある声がした。
誰?
…。っていうか、人?
段々意識がハッキリしてきた。
私、雪路様に刺されて死んだんじゃなかったっけ?
そうだ、早時様の赤ちゃんができて…。
待って。私は誰?
「混乱しているようだな。
無理もない。
覚醒したばかりだ。」
聞き覚えのある声がした。