千年の追憶【完】
そう。


不老不死の鬼になれと言う、聖月の言葉を。


俺は、受け入れたんだ。


ただ、生まれ変わった水菊に会って願いを叶えるためだけに鬼になり、永い時を過ごしてきた。


辛い事は、たくさんあった。


色んな出会いも、あった。


かなり妖力を、操れるようにもなった。


老いないし、死ねない。


でもそれは、俺の願いを叶えるために、必要だったから。


さて…。


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