千年の追憶【完】
「で、話って?」


「そうだな…。
どこから話そうか。
この場所がどういう場所か覚えてるか?」


覚えてるかって…。


「うん。そこから話そう。」


女の人と見間違うような美しさで、満足気に頷く鹿住くん。


嬉しそうに口許をゆるめて微笑んでいる。


女子達に囲まれるのも無理ないな。


本当にうっとりするくらい綺麗な顔立ち。


タケルのかっこよさとは違う魅力があるもんね。


「ここはさ。都。
お前が殺された忌まわしい場所なんだよ。」


は…?


今、さらっと何言った?


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