千年の追憶【完】
あれっ?


何だか、鹿住くんの雰囲気が変わったような…。


「そして俺が永遠の命を獲るために、鬼になりたいと願った場所。」


えっ?おにって?


「驚くなよ。」


鹿住くんが変わっていく。


髪の色…。

爪…。

目元…。

ツノ…。


「えぇぇぇぇ~!!!
おにって、その鬼~!?」


でも…すごく綺麗。


私は、妖艶な笑みを浮かべている鹿住くんから目が離せないでいた。


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