30才の初恋
第4章

決意

宗次郎の家に、一真君を連れて行く事にした。




又、お節介しちゃったかな、だけどほって置けなかった。




加容子さんが斗真に拘るのには、きっと理由があるはずだ。




もしかしたらその理由に、斗真は気づいてるのかも知れない。




斗真はどうするつもりなのか、まさか私の事が絡んでないよね。



だから、斗真は私に隠そうとしたのか。




まさか、私を守ろうとしているの?




斗真、私はもう20年前の弱虫ではない。




自分で自分を守る事ぐらい出来る。




「明日美大丈夫か?疲れた顔してる。奈歩と一真君は寝かせて来た。」




うん、疲れた。




このまま眠りたい。




たけど明日仕事だから、帰らないと不味い。




「明日美、客間に布団ひいたから泊まっていけよ。」



そうさせて貰おうかな。




奈歩ちゃんと一真君は、宗次郎のベットで寝ている。私はここで寝ればいいけど、宗次郎が寝る布団がない。




宗次郎が明日美と一緒に寝たら駄目と聞くから、断る理由もないくて、いいよと頷いた。



だって、私たち結婚するんだから、大丈夫でしょ。



誰に聞いてるのよ。



この期に及んで、なんで、慌ててるのだろ。



私が落ち着く場所は、いったい何処にあるのだろうか。















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