30才の初恋
何でこんな事になってるの。どうして、3人で川の字になって寝る訳。
俺と斗真の初恋は明日美だったと、宗次郎が言った。
嘘、そんなの知らない。
俺たちはルールを作り、明日美に告白はしないで、3人で仲良くしようと決めたんだ。
だけど、斗真の転校が決まり、斗真は明日美に告白すると言い出した。
俺は焦り、明日美に酷い事を言えば、明日美はきっと、斗真を忘れる事が出来なくなると、嘘を教えた。
酷い事を言っていなくなれば、明日美は斗真を忘れる。そうしたら俺が明日美に告白できる。
たけど、明日美は傷ついて、あの日から学校に来なくなった。
私が学校へ行けなくなったのは、斗真のせいじゃない。
全て斗真のせいにして、現実から逃げていただけなの。
《おまえキモい、俺にちかづくな!》あの言葉は俺が斗真に言えと言った。
斗真が泣きながらあの言葉を言ったのを、明日美は知らない。
あの後斗真がごめんと何回も言っていたのも、明日美は聞いていなかった。
私は辛くて、斗真の顔を見る事も出来ず、あの場から逃げる事しか出来なかった。
何処で、間違えてしまったのかな。
幼かった私には、二人の気持ちも理解できなかったと思う。
俺と斗真の初恋は明日美だったと、宗次郎が言った。
嘘、そんなの知らない。
俺たちはルールを作り、明日美に告白はしないで、3人で仲良くしようと決めたんだ。
だけど、斗真の転校が決まり、斗真は明日美に告白すると言い出した。
俺は焦り、明日美に酷い事を言えば、明日美はきっと、斗真を忘れる事が出来なくなると、嘘を教えた。
酷い事を言っていなくなれば、明日美は斗真を忘れる。そうしたら俺が明日美に告白できる。
たけど、明日美は傷ついて、あの日から学校に来なくなった。
私が学校へ行けなくなったのは、斗真のせいじゃない。
全て斗真のせいにして、現実から逃げていただけなの。
《おまえキモい、俺にちかづくな!》あの言葉は俺が斗真に言えと言った。
斗真が泣きながらあの言葉を言ったのを、明日美は知らない。
あの後斗真がごめんと何回も言っていたのも、明日美は聞いていなかった。
私は辛くて、斗真の顔を見る事も出来ず、あの場から逃げる事しか出来なかった。
何処で、間違えてしまったのかな。
幼かった私には、二人の気持ちも理解できなかったと思う。