30才の初恋
ノックして部屋に入ると、準平が隣に座るように促した。
斗真の向かい側に座った。
斗真の視線が怖くて、俯いてしまう。
「今日は仕事の話ではなくて、プライベートの話をしようと、副社長においでいただいたんですよ。」
仕事の話でないなら帰ると、席を立とうとする斗真に準平が爆弾を落とした。
「僕は明日美さんと来月結婚します。明日美さんにも承諾をいただきました。式は身内だけで行いますが、是非副社長にもご出席いただきたいと思いまして、これが結婚式の案内状です。」
斗真は立ち上がり、準平の胸ぐらを掴む。
「明日美は俺の婚約者だ、おまえなんかに渡すものか!明日美帰るぞ。」
転回の早さについて行けない。
オロオロする私を準平が抱き寄せた。
「副社長の負けです。今のあなたは明日美を幸せに出来ない。明日美の気持ちを考えたことがありますか?泣かせてばかりじゃないですか。」
斗真は無言で私を見つめた。
斗真のその瞳に私はどう映っているんだろうか。
無言のまましばらく見つめ会った。
斗真、何か言ってよ。
お願いだから、そんな顔しないで。
斗真の向かい側に座った。
斗真の視線が怖くて、俯いてしまう。
「今日は仕事の話ではなくて、プライベートの話をしようと、副社長においでいただいたんですよ。」
仕事の話でないなら帰ると、席を立とうとする斗真に準平が爆弾を落とした。
「僕は明日美さんと来月結婚します。明日美さんにも承諾をいただきました。式は身内だけで行いますが、是非副社長にもご出席いただきたいと思いまして、これが結婚式の案内状です。」
斗真は立ち上がり、準平の胸ぐらを掴む。
「明日美は俺の婚約者だ、おまえなんかに渡すものか!明日美帰るぞ。」
転回の早さについて行けない。
オロオロする私を準平が抱き寄せた。
「副社長の負けです。今のあなたは明日美を幸せに出来ない。明日美の気持ちを考えたことがありますか?泣かせてばかりじゃないですか。」
斗真は無言で私を見つめた。
斗真のその瞳に私はどう映っているんだろうか。
無言のまましばらく見つめ会った。
斗真、何か言ってよ。
お願いだから、そんな顔しないで。