30才の初恋
自分じゃないみたいに綺麗なウェディングドレス姿の私が、鏡に映っていた。まるで雲の上にでもいるような感覚で、体も気持ちもフワフワ浮いていた。
「明日美姉、超綺麗なんだけどこのまま準平さんと結婚しちゃえば。」
俺もそう思うと、兼太郎と弘平が現れた。
「副社長本当に来るのかなぁ。時間も迫ってるし、兄貴も時計ばかり見てるよ。」
もう式まで30分しかない。
偽の結婚式までの時間が迫り、半端ないドキドキが収まらなかった。
斗真が来なかったらどうしよう、準平さんの彼女も現れなかったら、今日来てくれた人たち頭を下げて謝るしかない。
私は円香と兼太郎に、準平さんは父親の恭平さんと弘平に頭を下げて、謝るしかないのだ。
私たちの恋を応援してくれた、家族にありがとうと言おう。
だからもう怖くはない、そう決心して一歩を踏み出した。
準平さんが待っている。
「明日美姉、超綺麗なんだけどこのまま準平さんと結婚しちゃえば。」
俺もそう思うと、兼太郎と弘平が現れた。
「副社長本当に来るのかなぁ。時間も迫ってるし、兄貴も時計ばかり見てるよ。」
もう式まで30分しかない。
偽の結婚式までの時間が迫り、半端ないドキドキが収まらなかった。
斗真が来なかったらどうしよう、準平さんの彼女も現れなかったら、今日来てくれた人たち頭を下げて謝るしかない。
私は円香と兼太郎に、準平さんは父親の恭平さんと弘平に頭を下げて、謝るしかないのだ。
私たちの恋を応援してくれた、家族にありがとうと言おう。
だからもう怖くはない、そう決心して一歩を踏み出した。
準平さんが待っている。