30才の初恋
キラキラ輝く素敵な教会、みんなが幸せを誓う神聖な場所で、私たちは神に背くような事をしようとしていた。
準平が待つ場所まで兼太郎と腕を組み、バージンロードを歩いた。
緊張して上手く歩けない。
斗真はまだ来ていない。
必ず準平から奪いに来るなんて大嘘ついて、このまま準平と結婚してやる。
準平と顔を見合わせて微笑んだ。
では、神父様が言葉を言いかけた時、子供を連れた女の人が飛び込んで来た。
多分準平の好きな女性だ。
女の子がパパ!って叫んでかけて来た。準平、受け止めなきゃ駄目だよ。
準平がかがんで女の子を抱き締めた。
「ごめんなさい。私熱が出て動けなかったの。準平まだ間に合うかな?」
ベールを外し彼女の髪に着け、ブーケも彼女に渡した。
準平おめでとう、幸せになってね。
間に合って本当に良かった。
まだ斗真は来ない。
これが私への答えなんだね。
もう、斗真を諦めるから。
準平が待つ場所まで兼太郎と腕を組み、バージンロードを歩いた。
緊張して上手く歩けない。
斗真はまだ来ていない。
必ず準平から奪いに来るなんて大嘘ついて、このまま準平と結婚してやる。
準平と顔を見合わせて微笑んだ。
では、神父様が言葉を言いかけた時、子供を連れた女の人が飛び込んで来た。
多分準平の好きな女性だ。
女の子がパパ!って叫んでかけて来た。準平、受け止めなきゃ駄目だよ。
準平がかがんで女の子を抱き締めた。
「ごめんなさい。私熱が出て動けなかったの。準平まだ間に合うかな?」
ベールを外し彼女の髪に着け、ブーケも彼女に渡した。
準平おめでとう、幸せになってね。
間に合って本当に良かった。
まだ斗真は来ない。
これが私への答えなんだね。
もう、斗真を諦めるから。