30才の初恋
最近ずっと一緒に入浴して慣れてるはずなのに、恥ずかしくてお互い背を向けて湯船につかった。




斗真、なんか話してよ。もう駄目、緊張が半端なくてこのまま倒れてしまいそうだ。




「明日美出るぞ。」




お姫様抱っこされ、もう暴れる元気もなくそのままベットの上に落とされた。




体は斗真が拭いてくれ、髪も乾かしてくれた。




斗真が跨がりじっと見つめた。




斗真が好き、大好き。




大丈夫、大丈夫、自分に何度もいい聞かせた。




《愛してる。》




斗真が何度も囁いて、一つになろうとした時、あまりの痛さに斗真を突き飛ばしてしまった。



ごめん、斗真。痛くて我慢出来なかったの。



ベットから落ちた斗真が私を睨んでいた。




だからごめんって言ってるでしょ。だってあんなに痛いとは思わなかったんだもの。



本当にごめんなさい。




こんな私、嫌いになったよね。














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