30才の初恋

イケメンシェフ松井圭吾

どうして料理を覚えたいかその理由を斗真に話した。



来週のホームパーティに自分で作った物を出したい。



例えば簡単なスイーツとか、私の為に来て下さるお客様にお出ししたい。




次の朝、斗真が清水家のメインシェフの松井圭吾さんを紹介してくれた。




松井さんのお父様がずっと、清水家のメインシェフをしていて、一年前から圭吾さんが後を継いだ。




松井圭吾さんは私たちと同じ30才、斗真には劣るけど中々のイケメンだ。




明日美には絶対惚れるなと、松井さんに言ってるし、やめてほしい。



「大丈夫ですよ社長、僕の好みのタイプではありませんから。」




それってかなり失礼だと思いますけど。




この松井圭吾はとんでもない男だった。




「社長夫人だか知らないが、教えるからには容赦しない。」




その顔かなり怖いんですけど、こんなんでやっていけるのなぁ。




不安です。




鬼みたいな顔してるし、斗真がいた時とは違う人に見えた。










< 237 / 308 >

この作品をシェア

pagetop