30才の初恋
何故、料理を教えて貰うのにジャージなわけですか。




朝食後、松井さんにジャージに着替えて来いと言われた。




不安がMAX状態。




「まず腕立て伏せ100回と腹筋100回をやれ!」




腕立て伏せも腹筋もやった事などないから、バカみたいに立つてると、竹刀でお尻を叩かれた。




なんで料理を習うのに、腕立て伏せと腹筋が必要。




「料理をするには体力がいる、そんなひ弱な体では持たないんだよ。」




料理をするって結構大変なんだと思った。




でも諦めたくないから頑張る事にした。




「直ぐに泣いて諦めると思ったのに、中々やるな。」



本当に料理は体力がいった。




夕方斗真が帰って来る頃には、もうクタクタに疲れ夕食の時に寝てしまった。




斗真には無理をするなと言われたけど、斗真の為に頑張りたい。




今日は斗真の相手は無理、寝たいのに斗真が許してくれない。




《明日美を抱かないと俺は眠れない。》




愛してる。




斗真は毎日必ず愛してると言ってくれるのだ。




かなり嬉しい。




でも、もう無理です。




眠りたい。




















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