30才の初恋
斗真の電話で目が覚めた。
【良く眠れたか?明日美、源太郎の秘書嫌なら、辞めていいぞ。】
【うん、秘書の仕事は向いてないみたい。】
【明日美、どうした?】
源ちゃんがいた。
驚いて声が出ない。
【明日美、大丈夫か。】
怖い、斗真助けて!
《秘書の仕事は続けると言うんだ。》
嫌だ。そんな嘘は言いたくない。
《早く言え。》
涙がボロボロ溢れた。
【明日美、誰かいるのか?】
斗真に心配かけたくない。
【もしかして源太郎がいるのか?明日美、俺が言う事に返事だけしろ。】
【源太郎が寝室にいるんだな?】
【うん。】
【秘書の仕事は続けろと言ってるんだな。】
【うん。】
【源太郎に何か脅されてのか。】
【うん。】
【俺が帰るまでおふくろと一緒にいろ。絶対一人になるな。分かったか。】
【うん。】
【なるべく早く帰る。】
【斗真、愛してる。】
源ちゃんに睨まれた。
斗真、お願いだから早く帰って来て。
声に出さなくても、きっと斗真には聞こえたはず。
【良く眠れたか?明日美、源太郎の秘書嫌なら、辞めていいぞ。】
【うん、秘書の仕事は向いてないみたい。】
【明日美、どうした?】
源ちゃんがいた。
驚いて声が出ない。
【明日美、大丈夫か。】
怖い、斗真助けて!
《秘書の仕事は続けると言うんだ。》
嫌だ。そんな嘘は言いたくない。
《早く言え。》
涙がボロボロ溢れた。
【明日美、誰かいるのか?】
斗真に心配かけたくない。
【もしかして源太郎がいるのか?明日美、俺が言う事に返事だけしろ。】
【源太郎が寝室にいるんだな?】
【うん。】
【秘書の仕事は続けろと言ってるんだな。】
【うん。】
【源太郎に何か脅されてのか。】
【うん。】
【俺が帰るまでおふくろと一緒にいろ。絶対一人になるな。分かったか。】
【うん。】
【なるべく早く帰る。】
【斗真、愛してる。】
源ちゃんに睨まれた。
斗真、お願いだから早く帰って来て。
声に出さなくても、きっと斗真には聞こえたはず。