30才の初恋
「明日美ちゃんとずっと一緒にいれるだなんて、嬉しいわ。」




私も嬉しいです。




斗真から電話で、源ちゃんの事を話した。




【明日美は、今まで通りにしていろ。源太郎の秘書も続けて、金山に全て頼んであるから、心配はいらない。】





【源ちゃんは、何か苦しんでるみたいに思えるの。】




【自分から源太郎には近づくな。明日美の気持ちはわかってるから、俺に全て任せておけばいい。】




斗真ありがとう。




私はお邪魔ね、と笑う咲良さん。




斗真に源ちゃんの事は任せよう。




仕事を早めに片付けて、明後日には帰れると斗真が言った。




明日をなんとか、乗り越えれば斗真が帰って来る。




嬉しくて咲良さんに抱きついた。




「明日美ちゃんにこんなに愛されて、斗真は幸せね。」




こんなに斗真に愛されてる私が、幸せなんだと思う。




だから、私も斗真を沢山愛したい。














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