30才の初恋
鏡に映るネックレスはキラキラ輝いて、本当に綺麗だ。
「明日美、似合ってるよ。」
後ろから源ちゃんに抱き締められて、身動きがとれない。
源ちゃん離して!
抱き締めてる源ちゃんの顔が、何故か泣きそうだった。
源ちゃん一人で悩まないで、斗真と私を頼ってほしい。
「明日美が好きだ。お願いだからあの時の約束を守って、僕を選んでほしい。」
源ちゃん、こんなの間違ってるよ。
源ちゃんは、私を好きなんかじゃない。
源ちゃんは、私を通して違う人を思ってるんじゃないかな。
源ちゃんは、みんなが見てると言うのに、他の人なんか目に入らないみたいだった。
痛いよ。抱き締める力が半端ない。
ポケットの中に手が入らない。斗真助けて!
「源太郎そこまでだ。明日美を離せ!」
この声は斗真?
斗真は、明日帰るんじゃなかったの。
「俺は必ず明日美を助けるって言ったろ。」
源ちゃんの腕が緩んだ隙に、斗真に抱きついた。
本物の斗真だ。
斗真の頬を触ってみた。
斗真、会いたかったよ。
斗真、本当は怖かった。
源ちゃんを救いたいなんて言っておきながら、何も出来ない自分が情けなかった。
「明日美、似合ってるよ。」
後ろから源ちゃんに抱き締められて、身動きがとれない。
源ちゃん離して!
抱き締めてる源ちゃんの顔が、何故か泣きそうだった。
源ちゃん一人で悩まないで、斗真と私を頼ってほしい。
「明日美が好きだ。お願いだからあの時の約束を守って、僕を選んでほしい。」
源ちゃん、こんなの間違ってるよ。
源ちゃんは、私を好きなんかじゃない。
源ちゃんは、私を通して違う人を思ってるんじゃないかな。
源ちゃんは、みんなが見てると言うのに、他の人なんか目に入らないみたいだった。
痛いよ。抱き締める力が半端ない。
ポケットの中に手が入らない。斗真助けて!
「源太郎そこまでだ。明日美を離せ!」
この声は斗真?
斗真は、明日帰るんじゃなかったの。
「俺は必ず明日美を助けるって言ったろ。」
源ちゃんの腕が緩んだ隙に、斗真に抱きついた。
本物の斗真だ。
斗真の頬を触ってみた。
斗真、会いたかったよ。
斗真、本当は怖かった。
源ちゃんを救いたいなんて言っておきながら、何も出来ない自分が情けなかった。