30才の初恋
着替えるから、斗真出てってよ。中々ベットから出ようとしない斗真に怒鳴った。




「なぁ、先にやっとくか?」



な、何を先にするの?




それはないかと頭をかく斗真。




一人でブツブツ何かを言ってる斗真と目が合う。




笑ってるとマジマジを見詰められた。




顔に何かついてる?




先にやっとくか?の意味がようやく理解出来た。




私たちはどんな関係なの、恋人でもないのにキスしたり抱き合ったり、それは駄目でしょ。




眠くなって来た。




ねぇ斗真、斗真ってば、隣を見ると斗真が寝息をたてて眠っていた。




斗真の胸に顔をつけると、鼓動が気持ちよくてそのまま目を閉じた。




斗真と楽しく遊んでる子供の頃の夢を見た。














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