30才の初恋
又寝てしまったの、斗真は何処?




「明日美ちゃん大丈夫?今日は出勤しなくていいから、ゆっくり休みなさい。」



私どうしちゃんたんだろ。



体が熱い。




「明日美ちゃんは熱があるのよ。お粥食べて薬を飲んだら、又寝ましょうね。」




何故か、斗真のお母さんがいた。




「明日美ちゃんに久し振りに会えて嬉しいわ。」




昔と何も変わらない、優しい斗真のお母さんだ。




斗真のお母さん咲良さんは、娘がいないからと、いつも私を可愛がってくれた。



咲良さんは斗真を連れ、実家の藤川の家に住んでいた。




どんな事情で藤川の家にいたのかは、知らないけど。




私は咲良さんが大好きだった。




こうして又会えて嬉しい。




咲良さんはあの頃と変わらない、綺麗なままだった。












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